年末、突然の親類の不幸に見舞われた時。
友人や知人に喪中のお知らせも出せないまま、
お正月を迎え、年賀状を頂いてしまった。
返事を出さなくては行けません。
そんな時、どうしますか?
【寒中見舞いを出しましょう!】
喪中なのに年賀状をもらってしまった場合、
年賀状をもらった相手にこちらから年賀状を出すのは控えますが、
「寒中見舞い」を年賀状の返事として出しましょう。
寒中見舞いは一年の中で最も寒い時期に、
相手の健康や体調を気遣い自分の近況を伝える為に送る
季節の挨拶状ですが、喪中の年賀状のお返事代わりに、
挨拶状として使うことが出来ます。
松の内(1月7日)が明けてから立春(2月4日頃)までの間、
年賀状を頂いたお礼と、故人をきちんと明らかにした上で、
旧年は喪中であったことを、年賀状にかわり寒中見舞いで伝えましょう。
喪中の場合、「賀」「慶」などのおめでたい文字は避けます。
日付は元旦とせず、平成○○年○月とだけを入れます。
*松の内が明けてすぐお相手に届くようにしたいのでしたら、
その前に投函するのが良いですね。
喪中の際の年賀状に代えた【寒中見舞い文例 2】
寒中お見舞い申し上げます。
このたびはご丁寧なお年賀状を頂きまして有り難く存じます。
昨年末、わたくし共の○○(故人続柄)が急逝し、
旧年中に欠礼のお知らせを申し上げるべきところ、
年を越してしまいまして大変失礼を致しました。
寒い日が続きますが、どうか風邪などお召しになりませぬよう
ご自愛のほどお祈り申し上げます。
平成○○年○月
喪中の際の年賀状に代えた【寒中見舞い文例 2】
寒中お見舞い申し上げます。
ご丁寧なお年賀状をお送り頂ましてありがとうございました。
実は昨年末、私どもの(故人続柄)亡くなり、
突然のことで親類ともども傷心しておりまして、
本来こちらから欠礼のお知らせを差し上げるべきところ、
行き届かずに大変失礼を致しました。
本年も変わらぬご厚誼の程、宜しくお願い申し上げます。
平成○○年○月
喪中の際の年賀状に代えた寒中見舞い 失敗しない作成のポイント
① 年賀状を頂いたお礼
② 故人(祖父、祖母等故人続柄)
③ 喪中の挨拶が出来ていなかったお詫び
この3つがきちんと入っているか確認しましょう。
また、昨年押し詰まっていた時期のこと、
突然のことで傷心していたことを付け加えると、
気持ちもよく伝わると思いますよ。
喪中とは知らずにお相手に年賀状を送ってしまったり、
喪中とは知らないお相手から年賀状を頂いてしまったり。
そういった経験は誰しもあると思います。
出した方も頂いた方も気まずい思いが生まれてしまうことも。
寒中見舞いを上手に使って、近況報告やお礼、お詫びなど、
お相手にきちんと気持ちを伝える返事を出しましょう。
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