しばらく(数年間)お休みしていたブログを再開するにあたり、最初に何を書いたら良いのかあれこれ悩んでおりました。
そんな中、簡単な編と作りなのに、あれ?これなんと読むのだったっけ?
読むことが出来ない漢字に出会う事があります。
読めない漢字で、さらに読み違いで誰かに話してしまったりすると。。。
以前は「それ〇〇って言うんじゃない」って、指摘されたりしました。
「ああ、そう読むのだっけ。へっへっへ」と自分をごまかして来ました。
年齢も高くなりますと(すでに還暦超え(。>﹏<。)) なのですが、最近はそんな間違え指摘もあまり無く。。。
それはきっと、
いい歳をして読みを間違える自分に恥をかかせない様、気を遣ってくれているんじゃないか?そう思うとこの放置プレーは結構情けなく。さらに恥ずかしい(。>﹏<。)
読めない漢字は、そのままにしない。きちんと調べておこう、そんな気になります。
そんな訳で、にわかに読めなかった漢字木へんに冬「柊」の読みから漢字の成り立ちや活用例・お名前での利用など「柊」について特集します。
目 次
ズバリ木に冬と書いてなんて読む?
「柊」ってなんて読むのかわからなくて、漢和辞典で調べてみました。調べてみると「柊」には以外にも深い意味や伝統がありました。興味本位ですが、漢字の成り立ちやお名前での活用例までご紹介しますね
柊(ひいらぎ)漢字の由来
ます、最初にこの漢字の成り立ちですが、柊は『木』と『冬』が組み合わさった漢字。
柊は、木が立っている様子を表した 『木』
『冬』は、糸の端を結んだ様子を表したもので『ものの端』という意味です。
末端という意味から、一年の最後の季節である『冬』に用いられています。柊が花を咲かせるのは11~12月ごろです。冬に花を咲かせる木という意味で『柊』という名前が付いたとされます。
次に柊(ひいらぎ)の由来なんですが、この植物 1年中緑の葉が茂っている『常緑樹』なのですが固くとげのような鋭い切り込みがある葉がのが特徴です。
葉がとげとげなので、これを古語でいうと 刺さるとヒリヒリ痛むことを意味する古語の『疼ぐ(ひいらぐ)』が由来だと考えられています。
魔よけ・厄よけに使われた柊(ひいらぎ)
柊は、古くから『魔よけ』や『厄よけ』に使われてきました。邪気払いの意味があるのは、どうしてなんでしょう?
【節分】の時のお飾りに『柊鰯(ヒイラギイワシ)』があります。みなさんはご存知ですか?柊鰯(ヒイラギイワシ)は、節分の際、柊の枝に焼いた鰯の頭を刺して、玄関先などに飾る風習です。
柊(ひいらぎ)は、『鬼の目突き』という別名があります。
家の玄関にやってきた鬼は柊の葉のとげに目を突かれてしまい。 鰯の頭がささった枝は、臭いの強いものなので、これも鬼にとっては臭くてたまらん。
目は突かれるは、匂いが臭くてたまらん。こんな家からは鬼は退散。
これが『柊鰯(ヒイラギイワシ)』 を玄関に付ける事が、魔よけ・厄払いになると考えられているいわれです。
クリスマスの装飾を思い出しますが実は柊(ひいらぎ)とは別物
「柊」の意味 葉のふちにトゲトゲを持つ事が特徴中国の南部が原産です。 よくクリスマスリースに使われるのを思い出しますが、これは「セイヨウヒイラギ」
同じ、ヒイラギという名前がついていますが、 モチノキ科の植物でちょっと異なる種類の様です。
柊(ヒイラギ)の用途・使い方
それほど大きくない木なので、庭木としても垣根などに使われます。ドゲドゲの葉っぱを生かて防犯用としても効果的と考えられています。木材の部分は、主に木材加工品に使われるのですが、櫛(クシ)やそろばんの玉など 硬い木の性質を生かした加工品が多いです。意外と身近なものに使われていますね。
柊を使った名前はありますか?
「柊」は日本の姓名にも使われることがあります。それは男性用の名前と女性用の名前があり、それぞれ異なる意味を持っています。
男性用の柊は
「柊」「ひいらぎ」「柊太郎」「柊次郎」「柊三郎」などがあります。
「木の枝」「枝」「枝を持つ者」「枝を持つ三男」などの意味を持っています。
女性用の柊は
「柊」「ひいらぎ」「柊子」「柊美」「柊花」などがあり、
それぞれ「木の枝」「枝」「枝の子」「枝の美しさ」「枝の花」などの意味を持っています。
柊 (ひいらぎ) が名前に使われた願いとは
男性用の名前や女性用の名前ともに、「木の枝」「枝」などの意味を持っているため、「木の枝」の様に「頑強であること」それは、「根気があること」「茂った人生を送ること」などを願うことが多いと言われています。
また、「柊」はクリスマスにも使われることも多く、「幸せな家族を持つこと」「幸せな人生を送ること」などを願うとも考えられています。
「柊」の意味とポイントのおさらい
意味
・『冬』は、糸の端を結んだ様子から『ものの端』
・四季の最後である末端の季節「冬」に花が咲く
・柊の葉っぱはトゲトゲしていて、刺さるとヒリヒリ痛む
これは、古語では、「疼ぐ(ひいらぐ)」
縁起物
柊の葉のトゲトゲと臭いイワシの頭は、鬼も退散 節分に
『柊鰯(ヒイラギイワシ)』 を玄関に付ける事が、魔よけ・厄払いになる
ミニ知識
クリスマスリースで使われているヒイラギは「セイヨウヒイラギ」
柊と実はちょっと異なる種類の植物
お名前に使われる「柊」
冬に花が咲くヒイラギは「根気があること」「茂った人生を送ること」という
願いが込められている。男女ともにお名前にも使われている
「柊」 読み方さえわからなかった「ひいらぎ」 ですが意外と身近な存在の植物でした。
柊の葉っぱの特徴から生まれた伝統や活用法もあり、以外にも人名でも使われるのは驚きでした。
普段つかわない漢字は読みもふくめて、わからなくてもついついそのままにしがちです。
漢字一文字からも、いろんな意味や風習や思いなどの広がりがあるんですね。今後知らない漢字は、できるだけ明解にしたいです。
ところで、木に春では、夏では、秋では、いったいどんな読みになるのでしょう?こちらも興味が出てきました。さっそく深堀りしてみようと思います。
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