こどもの日に「ちまき」を食べるのはなぜ?由来について

こどもの日・端午の節句と言えばなにを食べますか?
ちまき?柏餅?

「西はちまき、東は柏餅」とも言われますが、
端午の節句と言えばちまきを思い出す人も多いでしょう。
柏餅は一年を通していつでもどこでも見かけます。

ちまきはこどもの日・端午の節句でしか見掛けませんよね。

chimaki-2

ちまきをなぜ端午の節句に食べるのでしょうか?
ちまきを端午の節句に食べるルーツを探ってみました。
そして、和菓子と言えばやっぱり気になるのは「カロリー」
ちまきのカロリーも調べてみましたよ。

【こどもの日と端午の節句の由来 そのルーツは中国そして鎌倉時代】

chimaki-1

平安時代、病気の流行や災害などの全ては
邪気のせいだと考えられていました。

中国でも同じように考えられていたため、
邪気祓いとして行われていた「端午の節句」が、

平安時代に日本に渡って来て、
「端午の節句」が行われるようになりました。

そして、鎌倉時代。

「端午の節句」の邪気祓いに使われていた

菖蒲(しょうぶ)は、

勝負と尚武と同じ読みをすることから、

男の子のたくましいい成長を願い、
そして祝う行事へとなりました。

その後、昭和23年に 5月5日の「端午の節句」は

こどもの人格を重んじ、
こどもの幸福をはかるとともに母に感謝する日。

「こどもの日」として、国民の祝日となったのです。

【こどもの日・端午の節句 ちまきを食べるのはどうして?】

ちまきのルーツは中国にあった!

chimaki-3

平安時代に中国から端午の節句が伝来したとき、
ちまきも一緒に伝えられたと言われています。

実はちまきは端午の節句の始まりに大きく関わりがあるのです。

中国は戦国時代。

楚(そ)の国の高名な詩人、屈原(くつげん)

国王の側近として仕え、国民にも慕われていましたが、

陰謀のため失脚し、川に身を投げてしまいました。
屈原の死を悲しんだ国民達は、

亡骸が魚に食べられないように、
笹の葉に飯を入れて川に投げ込んで弔いました。

これが、ちまきの由来といわれています。

屈原が川に身を投げた5月5日、
邪気祓いにちまきを食べる習慣となりました。

その風習が後に邪気払いの中国宮中行事、
端午の節句になったとのことです。

端午の「端」は初めと言う意味で、
「午」(ご)は「五」(ご)で音が通じることから、
五月五日は午の月初めの午の日、
端午の節句と呼ばれました。

端午の節句、こどもの日。

縁起の良い柏餅でお祝いし、
ちまきで厄払いをする。

そう覚えておくと良いですね。

【ちまき 和菓子でダントツの低カロリー!!】

chimaki-4

ちまき、やっぱり甘い和菓子となれば、
カロリーは気になるところですよね。

ちまきはなんと1個77kcl 程度。

おにぎり1個170kcal 以上はあるので、
ちまきは、おにぎり1/2 以下なんですよ。

なんと!驚きの低カロリー菓子なんです。

ちまきは葛菓子です。
葛は低カロリーフードの代表選手。

なので、ちまきは和菓子でもダントツの低カロリー。

美味しく食べられて低カロリー、
女性にはとても嬉しいお菓子ですよね。

「ちまきって1個77 カロリー?!」
だったらちょっと食べ過ぎても大丈夫?!
ついそう思ってしまいがちですが。
やっぱり食べ過ぎには注意ですよね。

5月が近づくと和菓子屋さんに並び出すちまき。
ちまきを見て端午の節句、こどもの日を思い出す人も多いでしょう。

遠い昔、中国からわたって来た端午の節句とちまき。
こどもの日、端午の節句の歴史と伝統を感じながら、
お子さんとちまきを味わってみてはいかがでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました