寒中見舞い(かんちゅうみまい)は、日本の慣習の一つで、
寒さ厳しい季節に送る挨拶状、お便りの一つです。
暑中見舞いの冬バージョンと考えるとわかりやすいでしょう。
冬、一年の中で最も寒い季節、外出も控えがちな時期でもあり、
体調も崩しやすく風邪やインフルエンザが流行る頃でもあります。
お相手の体調を気遣い、こちらの近況を報告し、
「またお会いしたいですね」という想いを込め、
あたたかい春、再会を願いながら寒中見舞いを書いてみましょう。
【寒中見舞いを送る時期】
寒中見舞いは最も寒い時期に出す季節の挨拶状と言いますが、
「寒」の時期に健康を気遣い送る挨拶状という考え方もあります。
「寒」の期間とは、「寒の入りから立春まで」をさします。
寒の入りは二十四節気の小寒(1月5日頃)から
寒中見舞いはこの間に出すこととなります。
ちなみに、立春を過ぎたら余寒見舞いになってしまいますので、
寒中見舞いは必ずこの「寒中」の時期に出しましょう。
【寒中見舞いの書き方】
寒中見舞いには、
① 寒中見舞いの挨拶
② 時候の言葉
③ お相手の安否をうかがう言葉
④ 自分の近況報告
⑤ お相手の近況を気づかう言葉
⑥ お相手の無事を願う言葉
⑦ 日付(平成○○年○月吉日で大丈夫です)
以上を忘れないよう、葉書に書き入れましょう。
*残っているからといって年賀葉書を使うのはタブーですよ。
【文例1】
寒中お見舞い申し上げます。
賑やかな松の内も過ぎ、寒さも一段と厳しくなってまいりました。
寒中見舞いには、
① 寒中見舞いの挨拶
② 時候の言葉
③ お相手の安否をうかがう言葉
④ 自分の近況報告
⑤ お相手の近況を気づかう言葉
⑥ お相手の無事を願う言葉
⑦ 日付(平成○○年○月吉日で大丈夫です)
以上を忘れないよう、葉書に書き入れましょう。
*残っているからといって年賀葉書を使うのはタブーですよ。
【文例1】
寒中お見舞い申し上げます。
賑やかな松の内も過ぎ、寒さも一段と厳しくなってまいりました。
○○様(皆様)はお変わりなくお過ごしでしょうか。
私(私ども)もおかげさまを持ちまして変わりなく暮らしております。
まだ厳しい寒さも続きますが、お風邪など召されませぬよう
どうかお体を大切にお過ごしください。
平成○○年○月吉日
【文例2】
寒中お伺い申し上げます。
寒気厳しき折、
○○様(皆様)にはお変わりはございませんでしょうか。
おかげさまで私(私ども)も変わりなく過ごしております。
時節柄、まだ厳しい寒さも続くかと存じますが、
くれぐれもご自愛のほど、お祈り申し上げます。
平成○○年○月吉日
寒い季節、あたたかい思い遣りを感じる寒中見舞い。
こう言う風に気遣ってもらえたら嬉しいだろうなって言葉も、
決まり文言に添えてみるのも素敵ですよね。
また、書く葉書も無地ではちょっと素っ気なく感じてしまう方も
いらっしゃるかも知れませんね。
今は自分で葉書が作れるソフトもたくさんありますし、
イラストや写真の入った寒中見舞い用の葉書も色々ありますので、
いろいろ工夫して書いてみるのも楽しいものですよ。
心が伝わる寒中見舞い、相手を想いながらゆっくり書いてみましょう。
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