告別式での受付係りを頼まれたら〜お葬式のマナーと心構え

社会人になると、仕事で覚えなければいけないこと。
社会人独特のルール。
これまでとは違った慣習やルールの中で
生活しなければいけないシーンが増えていきます。

そういった中で、
急な冠婚葬祭の依頼というのも社会人であれば、
年齢を重ねるごとに増えていきます。

一例を紹介しますと、
上司のお母様が亡くなったことで、
葬儀・告別式に関しての手続きや事務の
お手伝いをお願いされるというような具合ですね。

 今回は、急な『お葬式のお手伝い』

受付を担当する際の服装
参列者から香典を受け取る際のマナー
香典を受け取る際の「あいさつ言葉」の最重要ポイント
「記帳」の取り扱い
そして、全体を通じての心構えについて、

ポイントを整理してお話しをしたいと思います。
kokubetushiki-3

【告別式(葬式・葬儀)における受付を担当する者の服装】

 これは成人していればある程度、
意識できている部分かと思いますが、

スーツについては、上下ブラックスーツですね。
ワイシャツは白。
ネクタイ、靴下等の小物は黒。
これが基本になります。

女性の場合も同様に黒の衣装(ワンピースやスーツ)で
肌の露出は極力おさえたもの。
これが基本になります。

 これぐらいは普通の方でも理解していることでしょう。
しかし、告別式の受付等の役割をお願いされているという場合にはもう1点。

 男性は靴にもいろいろな種類があるのですが
「ストレートチップ」「プレーントゥ」と
いった種類の靴が好ましいと言われていますよね。

kokubetushiki-5

※ こんな感じの服装が基本ですね。
※ ただし、神道系のお葬式となると数珠はいらないので、
間違って持ち込まないようにしましょう。

告別式(葬式・葬儀)の受付をする際に「香典を受け取るマナー」

kokubetushiki-7

 まず、仕事で地元を離れている場合、
香典は通夜で渡すのが基本なのか。
葬儀、告別式で受け取るのがマナーなのかということを知っておきましょう。

 首都圏ですと、通夜の段階で香典を渡している場合も多く、
「あれ?この人から香典もらってないな。金銭トラブルになるのは困る。」
こんなふうに当日にアタフタすることがないようにしましょう。

「香典を受け取るマナー」最重要ポイントは?!

 まず、香典を受け取る時に最も注意しなければいけない点が2つあります。
一つは必ず「両手で受け取る」ということ。

受け答えの中に「忌み言葉」をいれないということ。

「香典を受け取る際の」あいさつ言葉の最重要ポイントは

香典を受け取る場面と、
香典返しを渡す場面ではどうしても言葉を発しなければなりません。

 代表的な「忌み言葉」に「死亡」「生存中」こういった言葉がありますが、
こういった言葉はいいかえるようにしましょう。
「死亡」→「ご逝去」という感じですね。

kokubetushiki-6

では、

どういった言葉で、香典を受け取ればいいのかというと・・・

「御忙しい中ありがとうございます」

雨の場合には

「本日はお足もとが悪い中、ありがとうございます」

このように場合わけして覚えておくといいでしょう。

【告別式の受付をする際に「記帳」をどう扱うべきなのか】

kokubetushiki-8

まず、記帳を何にするのか?
これは「芳名帳」ですね。読み方は「ほうめいちょう」です。

これは現在はネットでダウンロードすることもできますし、
祝儀袋や香典袋が売ってある文房具店で購入できます。

受付の方が用意する必要はなく、喪主の方が用意してくださるでしょう。

 まず、受付の人がすることとして、
 芳名帳の行に番号をふっておきます。

 その後弔問客の方から香典を戴いた際に、
 香典と芳名帳の番号が合うように香典のほうにも番号をふっておきます

 これは金銭トラブルを防ぐと同時に、
 
 香典の処理を簡単にするためです。

 香典を受け取った際の言葉としては、

「恐れ入りますが、こちらにお名前とご住所を書いていただいてよろしいでしょうか?」

 これでいいでしょう。

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

上記は、学生さんがつくった葬式マナーの動画です。
音声が若干おかしいですが、告別式になじみがないという方でしたら、
役にたつかと思います。

2分38秒位から受付です3分55秒 に受付の様子が出ております。

【告別式で受付のお手伝いの心構え】

kokubetushiki-2

 最後に、身内の者以外で告別式のお手伝いをする場合の
心構えとして、

告別式の日は
普段いつも接している上司や、
知り合いとは
全く違った人物になってしまうということ。

どんなに強い人であると思っていても、
通夜からお葬式、
そして火葬といった流れの中で、
喪主等は疲れ果て憔悴しきっています。

無事に告別式を弔問客目線で粛々と遂行するというのではなく、
喪主や親族への配慮といった事を心から意識して、
参加するということを考えましょう。

こういった配慮の上で接して下さい。つつがなく葬儀も終了し
そののちの交遊の中でも、更に
お互いが信頼出来るよりよい人間関係が築けるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました